青い二つ葉 2
「トトさあん、青い二つ葉とは何のことですかあ。」
「青い二つ葉とは松の葉のことやあ。」
そこで、娘は海辺の松林にはいって松の葉をいっぱい集めて帰りました。
「カカさん、青い二つ葉をとってきました。」
見ると、松の葉をいっぱい背負ってきています。
そこでカカがいいました。
「青い二つ葉をとってきたか。じゃが、おまえが一人で松葉ということがわかったはずはなか。
だれがあしえたか。」
娘は海辺に行って、トトから聞いたことを話しました。
カカはこれは今度はトトから叱られはしないかと心配しました。
夕方、トトが魚をとって帰ってきました。
「きょうはお花が青い二つ葉とは何かと聞いたもんやから、青い二つ葉とは松の葉のことじゃとおれがあしえたが、あれはおまえがお花にいいつけたのか」
とトトはカカを問いつめて、そして庭にある松葉を見て、カカをきつく叱りました。
そして、
「おまえはかねてからお花をいじめるそうじゃが、きょうかぎりひまを出すからもうこの家におるな」
といって、実家へもどしました。
その後トトはもうあとカカは二度ととらず、やがて娘のお花にむこをとって、仲よくくらしたそうな。
おしまい。
これが屋久島ツアーに伝わる昔話、「青い二つ葉」です。